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街角の聖句
私の住む団地の一角に保育園があり、そこのフェンスに一枚のマルコ福音書12章31節の聖句を書いた看板が掲げられています。何故その前の29節の第一の教えが無いのか不思議に思っていましたが、29節には神を敬えとあります。保育園は厚生省の管轄なので宗教的な教育はご法度でした。幼稚園ならば文部省の管轄なので信仰の自由が保証されていますから当然29節も堂々と掲げたでしょう。保育園側の苦心の作だったのですね。ところで、保育園の先生は幼い子供たちに「愛する」とはどのように教えていたかに興味がりました。中世、ポルトガルから来た宣教師たちはキリスト教の「愛する」を「御大切に」と教えていました。保育園の先生は幼い子供たちに「愛する」を教えるためにポルトガルの宣教師のような難しさを感じた事と思います。それと日本古来の「相手を愛おしい」「可愛い」「守りたい」などの言葉もあわせて園児たちに教えていたと想像しますが、どうでしょうか。
参考:『「どちりなきりしたん」というキリスト教の教理書には、「一には、ただ御一体のでうすを万事にこえて、御大切に敬ひ奉るべし。二には、我身のごとく、ぽろしも(隣人)を思へという事是なり」と神への愛と同時に隣人への愛も説く。 』