牧師の週報コラム 

キリスト教の「信条」(「信仰告白」)を学ぼう!

519日付け週報の牧師コラムにて(「スオミ教会は本物の教会ではない?」)、立派な会堂を持たない教会でも、立派な教会たりえるとしてルター派のアウグスブルグ信仰告白の第7条を根拠に掲げました。 曰く、「教会とは、福音が純粋に宣べ伝えられ聖礼典が正しく執行される聖徒の共同体である。」

「ア」信仰告白は、見直してみると、自前の会堂を失って少し意気消沈したスオミの信徒たちを励まし新たな自信を与える内容だと思いました。特に、20条「信仰と善行について」と、21章「聖人崇拝について」は、スオミを越えて、広く日本の社会と霊性の中でキリスト教と教会が大きな変革の力を秘めていることを感じさせるものです。

そういうわけで、次週から礼拝後のコーヒータイムの時に、一回一条のペースで読み上げて(長いものは分割して)、各自の心に一条一条をともし火のように灯して、信仰生活、教会生活を自省する手がかりになればと思います。聖書を繙く時やお祈りする時にも方向性がはっきりするようになると思います。

キリスト教の「信条」(日本語では「信条」と言ったり、「信仰告白」と言ったりします)について。ルター派教会では「一致信条集」という書物に収められています。アウグスブルグ信仰告白と一緒に、「使徒信条」、「二ケア信条」、「アタナシウス信条」といった3つの古代信条も収められています。

 「使徒信条」 スオミ教会の礼拝の中で毎週唱えられる、皆さんよくご存じの信仰告白です。西暦200年頃に今の形になったと言われています。もともとは、洗礼を受ける時に唱えるものとして始まりました。キリスト教信仰のエッセンスです。

 「二ケア信条」 西暦381年のコンスタンティノポリス公会議にて採択。長年続いたアタナシウス派とアリウス派の教義論争に決着。キリストの神性を否定する後者を退ける。スオミ教会では聖餐式のある礼拝の時に唱えられます。

 「アタナシウス信条」 西暦400年代~500年代にスペインで確立。アウグスチヌスの神学を反映。西方教会のみ。

 「アウグスブルグ信仰告白」 1530年 ルターの改革の賛同者が神聖ローマ皇帝カール5世に対して自分たちの教義的立場を弁明する文書です。

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