牧師の週報コラム ― キリスト教会の新年とスオミ教会の新しい船出

今日123は待降節第一主日です。キリスト教会のカレンダーでは今日、新しい一年がスタートします。 フィンランドのルター派教会の礼拝ではこの日、新年の幕開けに相応しく全国の教会で一斉に讃美歌1「ダビデの子、ホサナ(日本の教団讃美歌307番)を元気よく歌います。スオミ教会でも毎年歌っています。

今日からまた、降誕祭(クリスマス)、顕現日、受難節、聖金曜日、復活祭(イースター)、聖霊降臨祭(ペンテコステ)などの大きな節目を一つ一つ迎えていくことになります。聖霊降臨祭の後は、聖霊降臨後第何主日という形で続き、待降節第一主日の前の最後の主日は、北欧のルター派教会では「裁きの主日」と呼ばれ、最後の審判がテーマになります。

このように教会のカレンダーは、イエス様の誕生から十字架と復活の出来事までをフォローでき、私たち自身の復活にも思いを馳せられるようになっています。

それなので教会の暦に従って礼拝出席を続けていくと、主の再臨を心に留めつつ、この世での自分の歩みを造り主である神の御心に照らし合わせて反省したり、また神から罪の赦しの恵みと愛が豊かに注がれていることを絶えず確認できます。しかも、一人ではなく信仰の兄弟姉妹たちと共にです。それなので、日々の歩みを教会の暦に合わせて日曜礼拝を守りながら生きることは、キリスト信仰者としてのアイデンティティーを確立し、この世を生きる上で大きな力を与えてくれます。

それから、スオミ教会はこの12月1日から宗教法人・日本福音ルーテル教会を離れ、独立した立場の教会になりました。SLEYが新たなルター派の教団と協力関係を結べる日はいつになるかは分かりません。取り合えずは一艘、太平洋ひとりぼっちよろしく大海原に乗り出しました。天候穏やかな時もあれば、嵐の時もあるでしょう。しかし、主イエス様も一緒の船旅です。腕を枕に寝ていらっしゃる時でも、必死にお願いすれば起きてきて嵐を沈めて下さいます(マルコ4章35~41節)。御言葉と聖餐に繋がって、復活の日という「望みの岸」(教会讃美歌337番)を目指して進んで行きましょう。

どうか、天の父なるみ神がこの新しい一年もスオミ教会と教会に繋がる皆様を顧みて、皆様お一人お一人の日々の歩みの上に祝福を豊かに与えて下さいますように。また皆様が神の愛と恵みのうちにしっかりとどまることができますように。

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「ダビデの子、ホサナ」が斉唱される場面のビデオです(エスポー教会、2015年11月29日収録)

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