歳時記

1われらはバビロンの川のほとりにすわり、シオンを思い出して涙を流した。2 われらはその中のやなぎにわれらの琴をかけた。 詩編13712

春になると何時も気になるのが清掃工場の柳です。散歩の度に観察していましたら先日(38日)に漸く葉芽が開き遠目にも新緑の息吹が感じられました。芭蕉の句に「田一枚 植ゑて立ち去る 柳かな 」更に放浪の歌人、種田山頭火も歌っています、「柳ちるもとの乞食になつて歩く」。藤原定家も後鳥羽上皇と柳の事で争いました、定家の家の庭に植えてあった柳を上皇が自分の家の庭にへと勝手に引き抜いて行きました。定家は悔しくて歌で訴えました、「道のべの野原の柳したもへぬあはれ嘆きの煙くらべに」。上皇はそれが気に食わなかったと見えて定家を歌会の出席を拒んだとあります。柳は昔から人々に愛されてきた木でした。銀座の柳も新宿中央通りの柳も・・残念ながら今では見る事も出来ません、移り気な人の心を柳はその細枝を風に靡かせていました。

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