1月の「家庭料理クラブ」の報告

月曜日には大雪予報も聞かれる前の、穏やかな土曜日の午後、
家庭料理クラブは「野菜スープとオートミールのテーブルロール」を作りました

最初にお祈りをしてスタートです。

オートミールのテーブルロールは、
暖めたミルクに、シロップやイーストとたっぷりのオートミールを加え、発酵させた後に小麦粉等を加えた、ちょっと仕込みかたの違うパン。

しっとり柔らかく、食物繊維たっぷりの美味しい出来上がりに、歓声が上がりました。

野菜スープは、数種類の野菜を煮込み、バーミックスでトロトロに仕上げた、こちらも食物繊維たっぷりの品になりました。

試食タイムはホカホカのスープにカッテージチーズを添えて美味しく頂きました。

パイブィ先生からは、フィンランドのスープのお話や、先日先生の息子さんの電車登校時の道に迷った話から、聖書の 「迷い」についてのお話を聞かせて頂きました。

参加の皆様、最後の片付けまでお疲れ様でした。

 

料理クラブの話2018年1月、吉村パイブィ

今日は今年の初めての料理クラブです。新年になると多くのフィンランド人はいろいろ一年の目標を立てて、新しい年はもっと良い生き方をしようと考えます。フィンランド人がよく立てる目標は食事に関係することです。クリスマスの季節にカロリーの多い食事や甘いものを沢山食べたので、年明けになると、カロリーを減らそうと考えるようになります。それで1、2月のフィンランド人の食事はわりと簡単なものが多く、例えば今日作った野菜が沢山入っているスープとパンはその一つです。簡単な食事にもかかわらず、スープとパンは沢山ビタミン、ミネラル、繊維が入っているので、栄養的に体に良いものです。この間家で今日のスープとパンを作りました。息子は「野菜スープは食べたくない」と言いはっていましたが、ひと口を食べてみたら「美味しい」と言って、あっという間に全部食べてしまいました。息子はこのように、まだ何も知らないのにこうだと思ったら、それが正しいと思うことがよくあります。スープの時はおいしいことが本当とわかってよかったのですが、逆に本当のことがわかって大変になったこともあります。この話は食事に関係ありませんが、先週息子に起こったことについて話したく思います。

息子は毎朝地下鉄に乗って一人で特別支援学校に通っています。安全のために見守り携帯を持っていて、いつも出発の駅と終点の駅と学校に着いたら電話の発信音を、私と父親に鳴らします。

その朝息子はいつものように家を出て、出発の駅と終点の駅から2回発信音が来ました。もうそろそろ学校かなと待っているとなかなか発信音が来ないで、かわりに電話がかかってきました。「お父さん、今僕が歩いているのは方南町通りだよね?だから学校に着くよね?」と聞いてきたのです。方南町通りを歩いているのに学校に着かないというのは、きっと逆の方向に向かっているに違いないとわかり、すぐ父親が探しに出かけました。電話をかけながら、今いる場所はどこか、何か目印はないか、お父さんが着くまで動かないで待っていなさい、とか言いながら、方南町に着きました。息子が言う目印がなかなか見つからず、40分位探し回ってやっと見つけることが出来ました。電話があったので大丈夫とは思いましたが、もしバッテリーが切れたらどうなるか、それが一番心配でした。だから、見つかった時は父親も私も本当に喜びと安心で一杯になりました。

どうして息子は道が分からなくなったのかというと、いつもは東口の改札を出て地上に出るのですが、前から西口に出ることに興味があって、それを試したのでした。おそらく、上に出れば東口と同じように簡単に学校に着くと思ったのでしょう。ところが、目の前に環七通りと方南町通りの大きな交差点があって、今まで見たことのない景色でした。学校へはその交差点を渡って戻らないといけないのですが、今までそんな大きな交差点はなかったので、それでそのまま逆方向に歩いてしまったのです。自分で大丈夫と思っていたことが全然違ったのでした。

聖書には迷うことについて教えているところがあります。イエス様が話された「迷い出た羊」たとえの話はその一つです。ある羊飼いが100匹の羊を持っていて一匹一匹をよく知って世話をしていました。彼にはどの羊も大事でした。ところがある日、一匹の羊がどこかに行ってしまいました。羊は自分の群れがいる場所が分からなくなって戻ることが出来なくなってしまいました。羊飼いはとても心配して、迷い出た一匹をすぐ探しに出かけました。羊飼いは大きな声で呼びながら迷い出た羊を探しました。時間がかかってもずっと探しました。羊飼いは諦めないで、見つかるまで探しました。そして、とうとう羊を見つけました。羊飼いはどうするでしょうか?羊に怒ったでしょうか?そうではなくて、とても喜んで、羊を肩の上にのせて、家に連れて帰り、大きなお祝いをしました。

イエス様はこのたとえから私たちにどんなことを教えているでしょうか?羊は私たち人間のこと、羊飼いは神様のことを意味します。私たち一人一人は、羊飼いが持つ100匹の羊と同じように神様にとって大切なものです。しかし私たち人間は、羊と同じように自分の勝手な方向に向かってしまい、自分の造り主である神様から離れて道に迷ってしまいます。けれでも、神様は私たちのことを忘れません。100匹の群れから迷い出た1匹を探しに行った羊飼いと同じように神様も道に迷った私たちを探して出して、いるべきところに連れ戻してくださいます。私たちはどのように神様のもとに戻ることが出来るでしょうか?それは聖書にある神様の御言葉を聞くことによってです。聖書の御言葉は羊飼いの叫び声と同じです。聖書を通して神様が全ての人々に用意して下さった道が分かります。神様のひとり子イエス様は、「私は道であり、真理であり、命である。私を通らなければ、だれも父のもとに行くことが出来ない」と教えました。イエス様は、神様のもとに行ける道です。この道を歩んでいけば、あなたは道に迷っていないと、神様は本当に喜んでくださいます。この間道に迷った息子が見つかった時、この神様の喜びがわかった気がしました。

今年も、神様の良い導きが私たち一人一人が歩む道の上に豊かにあるように、お祈りします。

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