歳時記

虫の声

主よ、あなたのみわざはいかに多いことであろう。あなたはこれらをみな知恵をもって造られた。地はあなたの造られたもので満ちている。 10424

「涼風 秋草を動かし蟋蟀鳴きて相随・・」。難聴になって以来、自然界の音。雨、風、鳥、蝉・・などの音と縁が切れて久しいのですが不思議に秋の虫の声だけは普通に聞こえています。数少ない自然界の音を慈しみながら大事にしています。子供の頃に歌った「虫の声」と言う唱歌には色々な虫が出てきますね。耳を澄ませてその声を聞き分けようとしましたが虫の種類が少なくなったのか聞き分ける事が出来ませんでした。何時頃からでしょうか虫たちの世界にも自然淘汰が起こっているようです。秋も深まりその虫たちの声も少なくなってきました。フランスの詩人は秋の事を「小さな死」と表現していました。虫たちの声が次第に鳴き細りゆき小さな死が増える毎に秋の深まりが濃くなって行きます。

一番
「あれ、松虫が鳴いている。 ちんちろちんちろ、ちんちろりん。 あれ、鈴虫も鳴き出した。 りんりんりんりん、りいんりん。」
「秋の夜長を鳴き通す。 ああ、おもしろい虫の声。」 

二番
「きりきりきりきり、こおろぎや。 がちゃがちゃ、くつわ虫。」
「あとから馬追い追いついて。 ちょんちょんちょんちょん、すいっちょん。」
「秋の夜長を鳴き通す。 ああ、おもしろい虫の声。」 

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