12月の家庭料理クラブの報告

クリスマスが待たれる土曜日の午後、スオミ教会家庭料理クラブは「Bostonkakku」を作りました。

最初にお祈りをしてスタートです。

Bostonkakkuはプッラ生地(イーストを使った甘いパン生地)を丸形に焼いた、クリスマスの特別なケーキです。
レーズンにチェリー、アーモンドダイスをたっぷり巻き込み、出来上がりを想像しながら、ケーキの丸形にカットした生地を並べていきます。

発酵を待つ間、今度はピパルカックの型抜きをしました。

スパイス類をたくさん使った今回のメニューに、牧師館はクリスマスの香りでイッバイになりました。

Bostonkakkuとピパルカックは焼き上がり、グロッギと一緒の試食会は始まりました。
アイシングでデコレーションする予定でしたが、焼きたてのため断念、熱々を美味しく頂きました。

パイブィ先生からは、Bostonkakkuのいわれやアドベントのお話、そして聖書のお話を分かりやすく聞かせて頂きました。

皆さま、よいクリスマスをお迎え下さい。

 

料理クラブの話2017年12月16日

今日作ったBostonkakkuは、私の母がクリスマスの季節に良く作ったお菓子パンです。ドライフルーツやアーモンドなどを中に入れるので、クリスマスのお祝いの雰囲気を高めます。このお菓子パンの面白さの一つは名前です。この名前はアメリカのボストンと関係があるでしょうか?本当かどうかはっきり分からないのですが、ボストンでフライパンの形に似たパンが作られたそうです。そこからフィンランドに伝わったのかどうかは、はっきり分かりませんが、Bostonkakkuはフィンランドの伝統的なお菓子パンの一つになりました。

もう一つ、今日作ったシナモンクッキーは、フィンランドのクリスマスの季節に作られる伝統的なクッキーの一つです。このクッキーはフィンランドのどの家庭でもクリスマスの前に作られます。特に子供たちはこのクッキーを作るのを毎年楽しみにしています。クッキーを焼いているとき、その香りが家中に拡がって、クリスマスが近づいていることを家中のみんなが感じます。

明日の日曜日はもうアドベントの第3の日曜日になります。アドベントは日本語で待降節と言います。キリスト教会では、クリスマスの前の4週間をアドベントと呼びます。その意味は、クリスマスを迎える準備をする期間ということですが、「クリスマスを待つ」という意味もあります。フィンランドではアドベントになると、どの家庭でもクリスマスの準備をします。家の周りにイルミネーションを飾って、暗い外に暖かい光を輝かせます。家の中でクリスマスのお菓子を焼いたり料理を作ったりすると、家中クリスマスの香りで一杯になります。子どもたちはクリスマスが待ち遠しくなって、あと何日したらクリスマスになるかな、と毎日数えます。しかし、時間はとても遅く進んでいるように感じられます。皆さんは子どもの頃クリスマスが来るのを楽しみに待ちましたか?フィンランドには、「待つ人の時間はとても長い」という言い回しがあります。これはアドベントの4週間にピッタリの言葉だと思います。

皆さんも、何か期待する事が起きるのを待った経験があるでしょう。そのような時は、時間は遅く進んでいる感じがするのではないでしょうか?友だちと会う約束をして、先に着いて、早く来ないかなと楽しみに待っていて、もし約束の時間を過ぎても来なかったらイライラするでしょう。でも、待った後で、期待した事が起きたり、友だちが来て「遅れてごめんね」と言ったら、時間が長く感じたことは忘れてしまうでしょう。待つというのは、時々とても長い年月がかかることもあります。聖書には、ある大事なことのために、とても長い年月を待った人たちのことが書かれています。

ある大事なこととは、旧約聖書の中に、天地創造の神がメシアをこの世に送るという預言が書かれていたことです。メシアとは、救世主を意味します。メシアがこの世に送られるという預言は、イエス様がベツレヘムの馬小屋でお生まれになった時に実現しました。これが世界で最初のクリスマスです。イエス様が生まれる前、イスラエルの民もその周りの国々の人たちも、いつかメシアが来ることを知っていました。旧約聖書の学者たちや外国の占星術の専門家も、メシアがいつどこに来るかを調べていました。普通の人たちの中には、神様がお決めになった時に来られるのだから、今はただ神様の御心を信じてその日を待とうと言って、忍耐強く待っていました。

そのような普通の人の一人として、新約聖書にはシメオンという老人のことが書かれています。シメオンは正しい人で、信仰があつく、イスラエルの民が神様の御心に適う民になる日を待ち望んでいました。彼は、メシアを見るまでは死なないと神様に告げられていました。もうかなり年を取っていましたが、それでも必ずメシアに会えると信じて待っていました。ある日シメオンは神様に行きなさいと導かれて、お祈りをするためにエルサレムの神殿に行きました。ちょうどその時、マリアとヨセフの二人が赤ちゃんのイエス様を連れて神殿にやって来ました。シメオンはこの赤ちゃんを見ると、すぐ待ち望んでいたメシアであるとわかりました。彼は母マリアからイエス様を取ってだっこをして、神様に感謝して言いました。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせて下さいます。私はこの目であなたの救いを見ました。この子こそ、世界の全ての民のために用意された救いです。異邦人を暗闇から導き出す光であり、あなたの民イスラエルの誉れになる方です。」

シメオンの長い長い待つことは、これで終わりました。神様はシメオンに約束したことをちゃんと果たして下さったのです。シメオンの心は深い平安に満たされました。今だっこしている赤ちゃんが将来、この世の全ての人たちの救い主になると考えただけでわくわくし、神様に感謝しないではいられませんでした。

今年ももうすぐクリスマスになります。私たちも、メシアを待ち望んだシメオンと同じようにクリスマスを待つことは大事なことと思います。クリスマスとは、私たちの救い主であるイエス様が神様のもとから送られて、人としてお生まれになったことを意味します。この意味をクリスマスの日まで毎日繰り返し覚えると、クリスマスは本当に心に平安を与える日になります。皆さんにとって、今年のクリスマスが神様の祝福に満ちた時となりますように。

  • 6月 24日 10:30 am
    主日礼拝
    司式・説教田中良浩牧師「束縛からの解放」-平和な生活ー(マルコ2章23~28),礼拝後交わり。
  • 7月 1日 10:30 am
    主日礼拝
    司式・説教木村長政名誉牧師「神のために生きようとする教会」(マルコ3章1~12),礼拝後交わり。
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