牧師の週報コラム

自然災害は神の仕業か?

東日本大震災の時、ある著名人の方が、このような大惨事を引き起こす神は悪い者だ、自分は神など信じないという趣旨のことを述べられたそうです。 また、これは神罰だ、などと言った政治家もいたそうです。自然災害は神が引き起こすものでしょうか?自然災害が起こらないようにすることが出来ない神は無力なのでしょうか?キリスト信仰者にとってとても難しい問いです。

そこで、自然災害はどのようにして起こるかを聖書に即して考えてみました。神は万物の創造主であるというのが聖書の立場です。星々や太陽や月など天体にあるもの全ては神に造られ、それらは全て神の定めた法則に従って寿命を持って動いている(詩篇84節)。それはこの地球も同じです。重力も気圧も神の創造の中に入っています。プレートや断層が動いてひずみが生じ、時間が経つと支えきれなくなってしまうのも大いなる法則の中でのことです。そういうプレートや断層がしのぎ合うところに日本列島が出来ているというのも神の創造の一部です(詩篇9545節)。神がその都度、ちょっとあの国民を困らせてやろう、懲らしめてやろうと考えて地震を起こすという見方は少し幼稚な感じがします。

なので、この列島がそのような地であることを承知の上で暮らすと決めたら、その日が来た時の被害が最小限に抑えられ、その後に続く再建や復興に繋げていけるような態勢を社会レベルでも個人レベルでも整えなければならない。これが、この国に住む者の宿命であり使命でしょう。

キリスト信仰者がそのような態勢を整える際の大事な視点の一つは、心が永遠なるものに繋がっていることです。イエス・キリストが十字架と復活の業をもって永遠の命に至る道を人間に切り開いた、それで、大惨事の時でも平時と同じようにその道を進んでいるという確信です。「神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。」コヘレトの言葉311

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