スオミ教会・家庭料理クラブの報告

フィンランドのお菓子パン

5月の料理クラブは13日、雨が降ったり止んだりのぐずつく天気の土曜日に開催しました。今回はフィンランド人が一番好きな菓子パン「コルヴァプースティ」を作りました。

料理クラブはいつもお祈りをしてスタートします。はじめに生地を作ります。計量した材料を順番にボールに入れて、強力粉を少しづつ加えてよく捏ねると生地の形が見えてきます。今回はお母さんと一緒に参加した二人のお子さんも一生懸命に生地を捏ねました。次にマーガリンを入れてさらに捏ねると地が出来上がります。ここで一回目の発酵をさせます。その間に中身の準備。生地が大きく膨らんだので次の段階に入ります。生地を長方形に伸ばし、その上にマーガリンとシナモンシュガーを付けます。それからロールにして切ります。

フィンランドのお菓子パン

切ったものをコルヴァプースティの形にすると、わぁーという歓声があがりました。鉄板の上にコルヴァプースティの生地がどんどん並んでいきます。それから二回目の発酵をして、待っている間にみんなで「フィンランドの春の命」という風景と讃美歌のビデオを観て一休み。コルヴァプースティは大きく膨らんで、その上に卵を塗り、砂糖をかけてからオーブンに入れて焼きます。焼けいる間に礼拝堂から素敵なピアノの演奏が聞こえてきました。心が休まる一時でした。シナモンの香りが教会中に広がり早く味合うのが待ち遠しくなります。コルヴァプースティはきれいな焼き色がついてテーブルの上に並びました!

テーブルのセッティングをして皆さん席に着き、温かいコルヴァプースティをコーヒー紅茶と一緒に味わいました。美味しいイチゴを添えていただきました!ピアノのBGMと歓談のひと時のあとで、コルヴァプースティと聖書のお話を聞きました。こうして皆さんが楽しみにしていたコルヴァプースティの日は味も雰囲気もとても素敵なものになりました。

今回発酵で少し時間がかかってしまいましたが、美味しくきれいなコルヴァプースティが出来てよかったです。参加者の皆さん、お疲れさまでした。

次回の料理クラブは6月10日に予定しています。詳しくはホームページをご覧ください。

コルヴァプースティの話 2023年

フィンランドでは昔からコーヒータイムには菓子パンがつきものです。菓子パンのことをフィンランド語でプッラと言います。今日は皆さんと一緒に作ったコルヴァプースティはプッラの種類の一つです。コルヴァプースティはプッラの中で最も人気があるもので、プッラの王さまとも言われます。1700年位から貴族のコーヒータイムの嗜好品として出されていました。一般の家庭では第二次世界大戦後、砂糖やバターやシナモン等の材料が簡単に手に入るようになって作られるようになりました。私のお祖母さんの時代には、コルヴァプースティはまだ高価なものでクリスマスとかイースターとか夏至祭のようなお祝いの時しか作りませんでした。今は普段の日にも食べられます。お店や喫茶店でも売っているし家庭でも作られます。

korvapuusti昔コルヴァプースティはよく家庭で作られたましたが、時代が変わって人々は忙しくなったので、コルヴァプースティを作る家庭は少なくなりました。このためにフィンランドでは10月4日は「コルヴァプースティの日」に定められています。これは2006年から始まりました。この日を定めた目的は、コルヴァプースティをもっと家庭で作りましょうというキャンペーンで、家族や友達同士で集まって一緒に味わって楽しい一時を過ごしましょうという趣旨です。この日はお店や喫茶店でコルヴァプースティが沢山売られますが、もちろん多くの家庭でも作られます。フィンランド人にとって、焼きあがったばかりの温かいコルヴァプースティを冷たい牛乳と一緒に味わうのはとても大きな楽しみです。家庭でコルヴァプースティを作る習慣があると、それは子供たちが大きくなっても忘れられない大切なことになります。ほとんどのフィンランド人は、自分のお母さんが作ったコルヴァプースティが思い出の中にあります。フィンランド人に一番美味しいコルヴァプースティを作るのはだれ?と聞くと、きっと自分のお母さんと言うでしょう。

フィンランドのプッラフィンランド人は「コルヴァプースティ」を作ってそれを家族や友達と一緒に味わうことで普段の生活に良い変化をもたらそうとします。もちろんそれは「コルヴァプースティ」を食べることだけではなく、家族や友達と一緒に話したりいろいろ分かち合うことが大事だからです。私たちにとって人に会って分かち合うことは重要です。友達や同僚と会って一緒にコーヒーを飲んだり食事したりするのは大切です。その時、食べ物はちょうど良い話題にもなるのでフィンランドでは「食べ物が人々を団結させる」などと言われます。

聖書の中の福音書にはイエス様がよく人々と一緒に食事をしたことについて書いてあります。しかし、イエス様が食事を共にしたのは自分の友達とか弟子たちだけではありませんでした。徴税人や他の罪人とも一緒に食事をしたのです。当時、徴税人は税金を取る時にいつも決まった金額より多くお金を取って自分のものにしていました。イエス様はそのような人たちとも一緒に食事をしたのです。それは、イエス様がこの世に送られたのは良い人たちの為ではなく悪い人も含めてこの世の全ての人たちの為ということを行動で示したのです。私たち人間は自分のことを良い人間と思う人でも心の中では悪いことを考えてしまったり口に出してしまうことがあります。誰も天の神さまの前で完璧な人間、罪を持たない人はいません。イエス様は全ての人たちが神さまの目に相応しい者になれるように、この世に送られました。それでは、私たちはどのようにして神様の目に相応しい者になれるでしょうか?それは、イエス様が良い人も悪い人も全ての人を愛して人間が罪から救われる道を開いて下さったことです。これはイエス様の十字架の業の出来事です。天の神さまの計画を多くの人たちが受け入れるようになる為にイエス様は全ての人々と食事をしたのです。新約聖書のヨハネの黙示録にはこのような言葉があります。

「見よ、私は戸口に立って、たたいている。だれか私の声を聞いて戸を明ける者があれば、私は中に入ってその者と共に食事をし、かれも私と共に食事をするだろう。」ヨハネ黙示録3章20

イエス様は私たちの心の戸口に立ってノックして私たちと一緒に食事をすることを望んでいます。私たちはその音を聞いて扉を開けるでしょうか。もし開けなくてもイエス様は諦めないで、何度もたたきます。イエス様に心の扉を開くと、私たちは神さまの子として受け入れられて愛されます。イエス様を救い主と信じて受け入れると、たとえこの世が終わってもその後に来る世に通じる道を歩ませてくださいます。

今日は皆さんと一緒に「コルヴァプースティ」を作ってコーヒーと一緒に頂いて楽しい一時を過ごしました。イエス様は私たちの心の戸口に立ってノックして私たちと共に食事をすることを望んでいることを忘れないように行きましょう。

 

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