3/9 「スオミ教会家庭料理クラブ」のご報告


寒さも和らいだ穏やかな土曜日の午後、スオミ教会家庭料理クラブは
「リンドストリョーム ピヒヴィ」「Lindströmin pihvi」を作りました。

Lindströmin pihviはひき肉とビーツで作るハンバーグで、
フィンランドではポピュラーなお料理だそうです。

最初にお祈りをしてスタートです。

ハンバーグの材料に茹でたビーツのすりおろしを加え、
スパイスや塩で味を整え、オーブンシートに小ぶりに形を整えてのばし、
鉄板に乗せてオーブンで焼き上げます。

次は「フィンランド風ポテトサラダ」作りです
皮ごと茹でたジャガイモの皮をむき、リンゴやピクルス、ネギを加え、
マヨネーズで味付けして、大きなボウルが山盛りになりました。

最後にフルーツサラダも作り、試食会は始まりました。

パイヴィ先生からは、ビーツの栄養価やフィンランドでのビーツの思い出など聞かせて頂き、参加者からは、なじみの薄いビーツの扱い方など質問が続きました。

次に受難節のお話も分かりやすく聞かせて頂きました。

参加の皆様、お疲れさまでした。

次回の「スオミ教会家庭料理クラブ」はカルヤランピーラッカを予定しています。


料理クラブの話2019年3月10日ビーツの話

フィンランドでは毎年、「今年のテーマの野菜」を選んで、多くの人がその野菜をもっと食べるようにとキャンペーンをします。それで、選ばれた野菜の料理のレシピや健康に役立つことなどが雑誌に書かれます。今年の「テーマの野菜」に選ばれたのは、根野菜でした。ピーツは根野菜の一つです。ピーツはフィンランドの食卓には昔からあった野菜でしたが、フィンランド人はビーツをあまり沢山食べないで、一人当り一年で800グラムしか食べません。ビーツは健康によいもので、ビタミンA,B,CとE,そしてミネラルも沢山含まれています。ビーツの料理をもっと作るようになれば、みんなの健康にもよいのです。

ビーツはフィンランドでは、もう1800年くらいから植えられるようになりました。最初それは教会の牧師館や学校の畑で育てられて、そこからフィンランド全国中に広がって、家庭の庭の畑でも育て始められました。それでビーツは、庭の畑で育てられる野菜の中で人気があるものの一つになりました。

私も子どもの頃、夏休みになる6月の初めにいつも母と一緒に野菜の畑を作って、ビーツの種も蒔きました。芽が出るまで3週間くらいかかりましたが、その間畑に出てくる雑草を抜き取らなければなりませんでした。雑草の中からビーツの芽を見分けるのは難しかったので、時々間違ってビーツの芽を抜き取ってしまいました。畑の掃除や水をやることは、子どもたちの仕事でした。8月になると、ビーツは十分大きくなって、採って茹でて、ビーツのサラダを作って食べました。

ピーツは寒さに強いですので、収穫は地面が凍ってからでも大丈夫です。冬に採ったビーツは家の地下室に置いておくと、春までよく保存します。

フィンランド人はどんなビーツの料理を作るでしょうか?最も一般的なものは、ビーツの甘酸っぱい酢漬けです。これはビーツを収穫した時に作るもので、一年中保存できます。酢漬けのビーツはそのまま食べてもいいし、料理の中に入れても大丈夫です。フィンランド人はビーツを今日のようにハンバーグの中に入れたり、スープやキャセロールやサラダなどにも入れて食べます。ビーツの料理には、注意しなければならないことがあります。まず、ビーツは茹でると中の赤い色が簡単に出てしまうので、皮のまま茹でることが大事です。生や茹でたビーツの赤い色は簡単にまな板などにつくので、料理を作る時に気をつけます。

今日作ったリンドストロョーム・ピヒヴィは、季節に関係なく一年中、学生食堂や家庭でも出される料理です。

ここで少し、キリスト教会の季節について少しお話したく思います。この前の水曜日から、受難節とか四旬節と呼ばれる期間に入りました。イースター・復活祭の準備の期間です。フィンランド語では、この期間は「断食の期間」と呼ばれます。これは、昔カトリック教会の時代の言い方が今でも続いているからです。もちろんフィンランド人はこの期間に断食をしませんが、それでも普段の食事にちょっと変化を与えることがあります。例えば、肉があまり入ってない料理を食べるとか、甘いお菓子を食べないということがあります。

この受難節とは、どんな意味でしょうか?。それは、イースター・復活祭の前の40日の間、イエス様が十字架につけられた苦しみを覚えて心の中で思いめぐらす期間のことです。イエス様は自分が受けることになる苦しみについて弟子たちや多くの人たちによく話されました。ご自分についてこのように言われました。「私は良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」ヨハネによる福音書10章11節です。「羊飼い」とはイエス様のこと、「羊」は私たち人間を意味します。良い羊飼いでいらっしゃるイエス様はどんな方でしょうか?イエス様は羊飼いのように私たち羊の番と世話をします。羊飼いが羊一匹一匹をよく知っているように、イエス様も私たち一人一人のことをよくご存じです。羊飼いが羊に名前を付けて呼ぶように、イエス様も私たちのことを名前で呼びます。私たちはイエス様の呼ぶ声を聞くでしょうか?イエス様は神様の御言葉を通して私たちに話しかけられるので、私たちのことを呼んでいるのです。

良い「羊飼い」でいらっしゃるイエス様は「羊」でいる私たちのためにご自分の命を捨てると言われました。それはどういうことでしょうか?イエス様は罪を持たない神様のひとり子でした。私たち人間は悪いことをしたり、しなくても考えたりします。イエス様は人間がこうした罪の罰を神様から受けないようにするために、自分を人間の身がわりとして十字架にかけられて死なれました。これが、イエス様が自分の命を捨てると言った意味です。このおかげで私たちの罪が全部赦されました。それで、この世の時にも、またこの世が終わった後でも、いつもずっと神様が私たちと一緒にいてくださることができるようになりました。神様が私たち人間のためにイエス様を送ってくださったということ。そこに現れている神様の人間に対する愛はどんなに大きな愛でしょうか?受難節は、イエス様が私たちのために命を捨てた「良い羊飼い」でおられることを心の中で思いめぐらすための期間です。

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