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11月10日 スオミ教会家庭料理クラブのご報告 | 日本福音ルーテルスオミ・キリスト教会 / 中野区 – 東京

11月10日 スオミ教会家庭料理クラブのご報告

クリスマスのパン
クリスマスカラーのピラカンサスも色づいてきた土曜日の午後、スオミ教会家庭料理クラブでは、クリスマスのパンjoululimppuとサーモンスープを作りました。

最初にお祈りをしてスタートです。

Joululimppuはドリンクタイプのヨーグルトやスパイスにシロップ等を使って仕込むフィンランドらしい一品。
たっぷりのライ麦粉も使うので、重たい生地を頑張って捏ねました。

発酵させてる間に、今度はサーモンスープ作りです。
沢山のじゃが芋に人参、玉ねぎが手際よく準備され、大きなお鍋いっぱいにサーモンスープは完成しました。

賑やかに試食会は進み、パイブィ先生からは、フィンランドのパン事情や、聖書のお話を聞かせて頂きました。

参加の皆様、お疲れ様でした!


2018年11月10日「joululimppu」の話

今日皆さんが作った「joululimppu」はフィンランドの伝統的なクリスマスのパンで、私のお祖母さんもお母さんも作っていました。フィンランドのクリスマスの食卓にはいろんな種類の料理を作りますが、それでも、もし「joululimppu」がなかったらあまりクリスマスの料理の感じがしなくなります。特に昔は「joululimppu」はとても重要でした。クリスマスお祝いのためにフィンランド人はクリスマスの前にお菓子や料理を沢山作ります。一番初めにクッキーやケーキを作って、最後にクリスマスの少し前に「joululimppu」を作ります。出来たての「joululimppu」は一番美味しいからです。今はまだ11月の初めで、クリスマスの季節、アドベントが始まるまで3週間くらいあります。今日「joululimppu]を作ったのは少し早かったのですが、クリスマスが近づいたら、ぜひまたお家で作って下さい。

今日はフィンランドのパンについて少しお話ししたく思います。パンはフィンランド人の食卓の中で最も重要な食べ物です。特に昔の人たちはパンの重要性をよく知っていました。もしパンがないと、もうそれはご飯にならない、と言うくらいパンは食事の重要な一部でした。それならば、昔の家庭の食事にいつもパンがあったかと言うと、そうではなく、年によって麦の収穫は良い時もあれば悪い時もあって、悪い時は麦は不足しました。麦の収穫は人間の努力と関係なく、天候に左右され、それは天の神様のみ心でした。それでフィンランド人は食事にパンがあることを天の神様に感謝したのです。パンは神様からいただくものと子供たちは教えられて、まず神様に感謝していただきました。このため、「子どもたちはパンを手に持って走ってはいけない」とか「パンを口に入れたまま話してはいけない」と教えられました。

Bff [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) or GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)

かつてパンと言う言葉は、食べ物一般を意味する言葉としても使われました。例えば、「家にはパンはもう殆どありません」と言うと、それは「家には食料品は殆どありません」という意味でした。このようにパンはフィンランド人にとって重要な食べ物でした。日本人には、どの食べ物が同じように重要でしょうか?やはり、お米でしょうか?

現代のフィンランド人の毎日の食事の中でパンはまだ重要な食品の一つです。パンの重要性は毎年秋に行われる「パンの週」という全国的な行事によっても示されます。今年の「パンの週」は9月10日から16日までありました。この週全国のパン工場はお店に新しい種類のパンを出して、多くの人たちが買うように宣伝します。フィンランド人が食べるパンは小麦粉で作るものだけではありません。パンの生地によく入れる粉類としては、ライ麦、全粒粉があります。その他にいろいろな種やすりおろした野菜なども入れます。このためパンにはエネルギーの他にミネラルやビタミン、繊維も沢山入っています。酸っぱくて黒いライ麦のパンもあります。それは今でもよく食べられるパンです。他にもパンの種類は沢山増えたので、お店で買う時、選ぶのは難しくなりました。ところで、去年フィンランド人はパンを一人当たり41,5キロ食べました。

食事のパンは私たち人間にとって大事なものですが、新約聖書の「ルカによる福音書」にはイエス様がパンについて言われた有名な言葉があります。「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」です。イエス様はこの言葉をどんな意味で言われたでしょうか?

パンや他の食べ物は私たちが生きるために重要なものです。これらは毎日食べていると、得られるのが当たりまえになってしまいます。でも、本当はこれは神様が良いみ心を示して私たちに与えて下さるものなので、私たちは食べ物を神様に感謝しなければなりません。さらにイエス様は、パンよりもっと大事なものがあると言われます。それは、食べ物を与えて下さる神様の口から語られる一つ一つの言葉です。
 神様の口から出る言葉とはどんな言葉でしょうか?聖書を読むと神様の言葉に触れることが出来ます。聖書を読むと、神様はどんな方なのか、神様の人間に対する愛がどれだけ大きいかを知ることが出来ます。神様の人間に対する愛は、たとえこの世が終わっても終わらないくらい強い大きな愛であると聖書は教えています。その強い大きな愛についてイエス様は次のように教えました。「神は、その独り子のイエスをお与えになったほどに、この世を愛された。それは独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネ福音書3章16節にある有名な言葉です。パンが私たちの体に栄養を与えるならば、神様の言葉は私たちの魂に栄養を与えてくれます。だから、人はパンだけで生きるのではなくて、神の口から出る言葉で生きるのです。

来月に私たちはクリスマスをお祝いします。クリスマスの本当の意味は聖書の御言葉から知ることが出来ます。それがわかると、クリスマスの食事もプレゼントも本当は神様に感謝して頂くものになるでしょう。

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このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会

Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988
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    司式・説教吉村博明宣教師(ルカ5章1~11),礼拝後交わり。
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