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梅雨入りしたのに、ギラギラの太陽が輝く土曜日の午後、今年度前期最後の家庭料理クラブは「Munkki」を作りました。
プッラ生地で作るイーストドーナツは、オーブンを使わずに作れるので、暑いシーズンやオーブンのないお宅でも、作れるフィンランドのおやつです。
最初に、吉村先生のお祈りでスタートしました。今回は10ヵ月の赤ちゃんや小学生のお嬢さんの参加もあり、計量や生地作り、発酵へと賑やかに作業が進みました。
リングの成型に歓声があがったり、丁重に揚げていく作業に、納得されたりして、Munkkiは完成しました。
試食タイムは、パイヴィ先生が用意してくださった、フィンランドの自家製レモナードSimaと一緒に、Munkkiを頬張りました。
パイヴィ先生からは、 フィンランドのVappu、メーデーやユハンヌス、夏至祭の楽しい様子を聞かせて頂きました。
・・・「もう一つユハンヌスの伝統的なことを紹介したいと思います。これは毎年ユハンヌスの礼拝で歌われるきれいな賛美歌です。この初夏の賛美歌の最初の1番から3番は北欧の初夏の美しい自然や渡り鳥について歌われます。私はこの賛美歌を歌うと一つ聖書の箇所を思い出します。それはマタイによる福音書6章26節から34節までです。この箇所でイエス様は、神様が私たちをどのように見守って養って下さるかということについて教えます。神様は、働きもしない花や鳥にも生きるための必要な食物を与えてくださいます。神様はまた、人間にも必要なもの、ご飯、飲み物、衣服などを全部与えてくださいます。それで、私たちに与えられる生活の必要なものは全て神様からの贈り物です。ご飯や住まいや衣服などは私たちにとって当たりまえのようになっていて、神様に感謝することなど忘れてしまいます。でも、神様はどうして私たちをこのように守ってくださるのでしょうか?それは、私たちが神様のことを知るようになって、信じるようになるためです。神様が私たち人間をどれほど愛して下さっているか、それを神様は全世界の人々に伝わってほしいと思っています。
生活に必要な良いものは、いつかは無くなるかもしれません。しかし、神様と人間の間に、死を超えて永遠に続く繋がりができる可能性があります。そのような神様と人間の繋がりはどのようにして得られるでしょうか?それは、神様の子イエス様の十字架や復活の出来事を通して得られます。イエス様は私たちの罪を全部十字架の上に背負って持って行って下さって、そこで死なれました。しかし、3日目に死から蘇られました。この出来事のおかけで、私たちの罪が全部許されて、この世の中でも、またこの世の次の世でも、いつも永遠に神様が一緒にいてくださるようになりました。このように神様は本当に人間を愛して下さっているのです。
賛美歌「花咲き誇る季節来たり」は多くのフィンランド人にとって懐かしい、安心感を与える歌です。しかし、イエス様を通して得られる神様との繋がりはもっと深くて長く、永遠まで続きます。この繋がりを神様は私たちに贈り物としてくださいました。これらのことを神様に感謝していきましょう。」
参加の皆様、お疲れ様でした。次回の家庭料理クラブは、 9月16日(土曜日)を予定しています。