11月の「スオミ教会手芸クラブ」のご報告

 クリスマスの飾りが、楽しい気分を添えてくれる、静かな平日の教会で、麦のストローオーナメントを作りました。

最初に吉村先生のお祈りからスタートです。

ストローをお湯に浸し、ハサミで切り、アイロンをかけて、、、。

細いストローが丸く輪になり、
可愛いいビーズを通したり、バランスを考えりと、作業は進み、
可愛いいオーナメントは完成しました。

クリスマスのお話を聞きながら、
のんびり楽しい手芸クラブは終了しました。

手芸クラブは、毎月1回、平日の午前中開催します。

小さなお子さんと一緒の参加も、大歓迎です。

皆様のご参加をお待ちしています。

オーナメント、クリスマス

待降節「アドベント」のお話、手芸クラブ2016年11月

この前の日曜日、アドベントの期間に入りました。キリスト教会では、クリスマスの前の4週間をアドベントと呼びます。アドベントの意味は、クリスマスを迎える準備をする期間です。日本語では待降節と言います。フィンランドではクリスマスは、一年で最も暗い季節における光と温かさのお祝いです。フィンランド人は、アドベントになるとクリスマスの準備で忙しくなります。子供たちは毎日、アドベントカレンダーの窓を一つずつ開けて、わくわくしながらクリスマスを待ちます。

クリスマスの準備にすることは、クリスマスカードを送ること、家の大掃除、クリスマス料理を作ることがあります。それぞれの家族にあるクリスマスの伝統は子供たちに伝わっていきます。クリスマス料理を子供たちと一緒に作ったら、家族の味は世代から世代へと伝わっていきます。子供たちはお母さんが作ったクリスマス料理の味を覚えて、同じように作りたいと思うからです。

もう一つとても大切な準備があります。それは、クリスマスを迎えるための心の準備ということです。それはどんな準備でしょうか?それは、アドベントの期間に教会の礼拝に参加したり、聖書を読んだりして、クリスマスの意味を考えることです。フィンランドでは毎年アドベントになると「美しいクリスマスの歌kauneimmat joululaulut」という行事がどの教会でも行われます。この行事は、教会が一杯になるくらいに人が多く集まるので、とても人気があります。そこで何をするかというと、集まった人たちが皆一緒にクリスマスの歌を沢山歌います。歌うことを通してクリスマスの本当の意味を心の中でかみしめます。

人々は、アドベントの期間に様々な準備をして、自分でクリスマスの雰囲気を作ります。例えば、クリスマスの料理やお菓子をつくること、クリスマス音楽を沢山聴くことがそうです。しかしながら、クリスマスは本当は雰囲気のことではありません。クリスマスの本当のメッセージがクリスマスをつくるのです。クリスマスのメッセージとは、一番最初のクリスマスの日の真夜中に、野原で羊の番をしていた羊飼いに天使が現れて言った言葉です。「恐れるな。私は民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」この一番最初のクリスマスの時、この世に救い主がお生まれになりました。救い主イエス様は私たち一人一人のためにお生まれになったということが、聖書の「ヨハネの手紙一 4章」の中で次のように言われています。
「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに神の愛が私たちの内に示されました。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛して、私たちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」

私たち人間に対する神様の愛は、私たちに喜びと感謝と賛美の気持ちを与えてくれます。クリスマスは、本当に喜びと感謝のお祝いです。クリスマスのメッセージは、クリスマスが終わったら終わってしまうものではありません。その後も、毎日ずっと私たちに喜びや生きる力を与えてくれます。

新規の投稿
  • 2025年5月4日(日) 復活節第三主日 礼拝
    司式・説教 吉村博明 牧師 聖書日課 使徒言行緑9章1~6節、黙示録5章11~14節、ヨハネ21章1~19節 説教題 「現代日本における神の愛と栄光を表す生き方に関する一考察」 讃美歌 92、322、338、255、384 特別の祈り 全知全能の父なるみ神よ。 […もっと見る]
  • 歳時記
    杜若・カキツバタ・Kakitsubata <15 人は、そのよわいは草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。 16 風がその上を過ぎると、うせて跡なく、その場所にきいても、もはやそれを知らない。 詩編103:15・16> […もっと見る]
  • 牧師の週報コラム
     ルターの聖句の説き明かし(フィンランドの聖書日課 「神の子らへのマンナ」4月17日の日課 「その一人の方は全ての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。」(第二コリント5章15節) […もっと見る]
  • 手芸クラブの報告
    4月の手芸クラブは23日に開催しました。暖かい雨の日で梅雨を思わせる陽気でしたが、今は色んな花が咲いているので、とても美しい季節です。 今回の作品は前回に続いてバンド織りのキーホルダーです。はじめに前回と同じように参加者がキーホルダーの毛糸の色を選びます。選んだ毛糸でどんなキーホルダーが出来るか楽しみです。 […もっと見る]
  • スオミ教会・フィンランド家庭料理クラブのご案内
    5月の料理クラブは10日(土)13時から開催します。 今フィンランドでも春の季節が深まってきています!5月の料理クラブではフィンランドの伝統的なドーナツ「ムンキ」を作ります。表面はサクサク、中身はソフトな甘いムンキの秘密はプッラの生地で作ること。 […もっと見る]
  • 子ども料理教室の報告
    子ども料理教室は4月19日に開催しました。この日はちょうどイースター/復活祭の前日だったので、みんなでイースター・パイナップル・マフィンを作ってイースター・エッグの飾りつけをしました。 […もっと見る]
  • 2025年4月27日(日)復活節第二主日 礼拝 説教 木村 長政 名誉牧師 (日本福音ルーテル教会)
    私たちの父なる神と、主イエス・キリストから恵みと平安があなた方にあるように。 アーメン 2025・4月27日(日) 聖書:ヨハネ福音書20章19~23節 説教題:「聖霊を受けよ」 […もっと見る]