牧師の週報コラム

DSC_3767

 

待降節第一主日は教会の新年の幕開け

今年もまたクリスマスの準備期間である待降節/アドベントの季節になりました。教会のカレンダーでは今日が新年になります。これからまた、クリスマス、顕現日、イースター、聖霊降臨などの大きな節目を一つ一つ迎えていくことになります。どうか天の父なるみ神が新しい年もスオミ教会と信徒の皆さま、礼拝に参加される皆さまを豊かに祝福して見守り導き、皆さま自身も神の愛と恵みの内に留まられますように。

今年もまた讃美歌307番「ダビデの子、ホサナ」を礼拝の中で歌います。毎年お話ししていることですが、この歌はフィンランドやスウェーデンのルター派教会の讃美歌集の一番最初にある歌です。両国でも待降節第一主日の礼拝の時に必ず歌われます。歌い方に伝統があります。朗読される福音書の個所が決まっていて、イエス様がロバに乗って群衆の歓呼の中をエルサレムに入城する場面です。ホサナは歓呼の言葉で、ヘブライ語のホーシィーアンナ、またはアラム語のホーシャーナーから来ています。もともとは神に「救って下さい」と助けを求める意味でしたが、ユダヤ民族の伝統として王様を迎える時の歓呼の言葉として使われました。さしずめ「王さま、万歳!」というところでしょう。

その個所が朗読される時、歓呼の前で一旦朗読が停まってパイプオルガンが威勢よく鳴りだし、会衆は一斉に「ダビデの子、ホサナ」を歌い出します。つまり、当時の群衆になり替わって歓呼を賛美歌で歌うということです。北欧諸国も近年は国民の教会離れ聖書離れが進み、普段の日曜の礼拝は人が少ないですが、なぜか待降節第一主日になると人が多く集まり、この歌を歌って国中が新しい一年を元気よく始めようという雰囲気になります。夜のテレビのニュースでも「今年も待降節に入りました。今映っているのは何々教会の礼拝での『ダビデの子、ホサナ』斉唱の場面です」などと言って、歌が響き渡る様子が映し出されます。毎年の風物詩になっています。(昨年の待降節第一主日のコラムから)

↓ sleyの聖心教会の第一アドヴェント礼拝の模様です、ホーシアンナ・ダヴィディンポイカを高らかに歌っています。動画の32分あたりから始まります。

https://www.youtube.com/live/j6avbcfEaQk?si=R9_5xeYtzX6GBQXu  

新規の投稿
  • 2026年1月11日(日)顕現後第一主日 礼拝 説教 吉村博明 牧師
    主日礼拝説教 2026年1月11日(主の洗礼日) スオミ・キリスト教会 イザヤ42章1-9節 使徒言行録10章34-43節 マタイ3章13-17節 説教題「イエス様が受けた洗礼と私たち」 私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安とが、あなたがたにあるように。 アーメン わたしたちの主イエス・キリストにあって兄弟姉妹でおられる皆様 1.はじめに […もっと見る]
  • 子どもの料理教室のご案内 2026年2月14日
  • 牧師の週報コラム
    宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」 vs. パウロ「ローマの信徒への手紙」12章(その4最終回) (1月4日のコラムの続き)カギは2節の聖句にある。 「あなたたちは、『心』を新たにされたのだから、何が神の意思であり、何が善いことか御心に適うことか完全なことかを熟慮する者へと自分を変えていきなさい。」 (これは新共同訳と異りますが、以下の議論から妥当な訳と考えます。もちろん文法的にも説明できます。) […もっと見る]
  • 歳時記
    芭蕉庵と関口 <あなたが水の中を過ぎるとき、わたしはあなたと共におる。川の中を過ぎるとき、水はあなたの上にあふれることがない。あなたが火の中を行くとき、焼かれることもなく、炎もあなたに燃えつくことがない。イザヤ書43:2> […もっと見る]
  • 牧師の週報コラム
    宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」 vs. パウロ「ローマの信徒への手紙」12章(その3) […もっと見る]
  • 新年の小礼拝の説教 2026年1月1日 主の命名日 説教 吉村博明 牧師
    新年の小礼拝の説教 2026年1月1日 主の命名日 スオミ・キリスト教会 民数記6章22~27節 ガラテヤ4章4~7節 ルカ2章15-21節 説教題 「主にある大元の喜びと嬉しさを忘れずに」 私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安とが、あなたがたにあるように。 アーメン 私たちの主イエス・キリストにあって兄弟姉妹でおられる皆様 1.はじめに […もっと見る]