手芸クラブの報告2022.4.27

スオミ教会・手芸クラブは4月27日、春の爽やかな陽気の中で再開しました。前回から4カ月くらい経ってしまいましたが、やっと再開することができました。

今回の作品はかぎ針編みのコースターです。初めにコースターのいろいろなモデルを見て自分の作りたい編み型を選びます。毛糸にかぎ針棒を合わせて編み始め、鎖網をして輪を作ります。その後はモデルに従って編み続け、コースターはどんどん大きくなっていきます。おしゃべりをしながら楽しく編み続けていくうちにコースターはあっという間に出来上がりになりました。皆さん、素敵な可愛いコースターを編み上げました。

その後はコーヒータイムですが、今回は手芸クラブと同じ時間帯に教会に自由に入れる「チャーチ・カフェ」も開きました。壁掛けモニターに映し出されるフィンランドの景色を眺め、響いてくる讃美歌に耳を傾けながら、コーヒーとフィンランド風菓子パン”プッラ”を味わうひと時です。そこで旧約聖書の詩篇121篇についてのお話も聞きました。

次回の手芸クラブは5月25日に予定しています。

詳しくは教会のホームページの案内をご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしております。

 

手芸クラブの話 2022 年4月27日

私たちの家族は山が好きで休みの日に時々ハイキングに行きます。私たちが登る山はあまり高くありませんが、山があるところに行って山の景色を見ると、いつも旧約聖書の詩篇の121篇を思い出します。その1節と2節にはこう書いてあります。

「目を上げて、私は山々を仰ぐ。

私の助けはどこから来るのか。

私の助けは来る天地を作られた主のもとから。」

これを書いた人は高い山を見上げて、それよりも高いところにおられる神様のことを尊敬の気持ちで思いました。私は具体的に高い山を見る時、この詩篇を書いた人のように神様の偉大さと人間の小ささを感じます。聖書は神様が天と地とその間にあるもの全てを無から創造されたことが言われています。それを思う時、神様は富士山のような高い大きな美しい山も創造された、本当に大きな力がある方、何でもできる方だと強く感じます。天地を創造された神様は詩篇に書いてあるように私たちのことを全てご存じで私たちを助けてくださる方でもあります。それで神様は私たちから離れないで、いつも私たちのそばにいて守って下さいます。

私たちは高い大きい美しい山を見ても、春の美しい自然を見ても、自然の中で神様の創造の力が働いていることを強く感じます。これも神様の人間に対する愛の業です。

「主が全ての災いを遠ざけてあなたを見守り
あなたの魂を見守ってくださるように。
あなたの出て立つのも帰るのも主が見守ってくださるように。
今も、そしてとこしえに。」7-8節

この箇所は、神様が守って下さることについて書いてあります。神様は私たちの全てのこと、旅のような人生で出発の時から帰りの時まで守って下さるのです。これはとても感謝すべきことです。でも私たちは、神様の守りや助けがあると分かるでしょうか?私たちは何も困難がない時は、天地を創造された神様がいるなんて忘れてしまいます。そのような時、別に神様なんかいなくても大丈夫と思う人は多いでしょう。でも人生の中に事故や病気、地震などが起こると、私たちは神様は眠っていて何もしないからこんなことが起こるのだと思うでしょう。どうして神様は助けてくれないのかと思うでしょう。天地を創造された神様は眠っていません。それもこの詩篇の 節で言われています。「 まどろむことなく、眠ることもない 」

私たちの人生の中に困難があっても神様はそれを全てご存知で、私たちのそばにいてくださいます。でも、それはどうやって分かるでしょうか?それは、神様が人間のために行った愛の業から分かります。神様は私たちを愛して、私たちを罪の悪い力から救うためにご自分の子、イエス様をこの世に送られて、十字架の上で身代わりに死なせたのです。そして、イエス様を三日目に死から復活させられました。このように神様は人間を罪の悪い力から救って下さって、人間と神様の関係をとり直してくださいました。このことから、神様は本当に神聖な方、私たちを救う力がある方と分かります。

私たちも詩篇121篇を書いた人と同じように天地を創造された神様に信頼していきましょう。

新規の投稿
  • 2024年4月28日(日)復活節第五主日 主日礼拝
    司式・説教 吉村博明 牧師 聖書日課 使徒言行録8章26~40節、第一ヨハネ4章7~21節、ヨハネ15章1~8節 説教題 「神の意思 ― 他人事か自分事か?」 讃美歌 231、121、335、471 特別の祈り 全知全能の父なるみ神よ。 […もっと見る]
  • スオミ教会・フィンランド家庭料理クラブのご案内
    次回の家庭料理クラブは5月11日(土)13時に開催します。 春から初夏にかけてフィンランドはお祝いの季節になります。 […もっと見る]
  • 歳時記
    シャガ 数年前から建物のアプローチにシャガが咲き出しました。年毎に咲く位置を変えていましたがどうやら今の所に落ち着いたようです。 […もっと見る]
  • 牧師の週報コラム
    遠藤周作「沈黙」から帚木蓬生「守教」へ (先週の週報コラムで和辻哲郎の「鎖国」と渡辺京二の「バテレンの世紀」について書いたら、礼拝後のコーヒータイムの席で遠藤周作の「沈黙」が話題になりました。それで今回はその時の話の続きとして) […もっと見る]
  • 手芸クラブの報告
    4月の手芸クラブは24日に開催しました。朝から雨がしとしと降り少し涼しい日になりましたが、季節はまだ新緑がきれいな春です。 […もっと見る]
  • スオミ教会・家庭料理クラブの報告
    4月の料理クラブは桜もそろそろ終わり始めの13日、爽やかな春の陽気の中で開催しました。今回はこの季節にピッタリのフィンランドのコーヒーブレッド、アウリンコ・プッラを作りました。 料理クラブはいつもお祈りをしてスタートします。 […もっと見る]