歳時記

葛の花

15人は、そのよわいは草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。16風がその上を過ぎると、うせて跡なく、その場所にきいても、もはやそれを知らない。 詩編1031516

葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり。 釈迢空 「海とやまのあひだ」

朝の散歩の終点の小さな丘に登ると道に葛が我が物顔に蔦を伸ばしています。迢空さんは踏みつけて歩いたようですが臆病な私は蔦が足首に絡みつくような不気味さを感じて除けながら通り抜けています。葛の花は綺麗なのですが蔦が蛇のようにのたくっている姿はいただけません。憶良さんの秋の七草です、読めましたか?  萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花 山上憶良。

注:朝貌は朝顔にあらず、桔梗でした。万葉時代には桔梗を朝貌と呼んでいたのですね。

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