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楮(kouzo)
<あなたが来るときに、トロアスのカルポの所に残しておいた上着を持ってきてほしい。また書物も、特に、羊皮紙のを持ってきてもらいたい。 テモテⅡ4:13>
何時もの散歩道には楮の木が何本かあります。この季節になると小さな赤い実つけます、木苺より水気が少なく少し粘質の実です。先日、この木の下に行ったら赤い実が枝いっぱいになっていました。摘まんで味見をしましたら少し埃っぽい感じでした。楮は三椏、雁皮と並んで和紙の材料になります。ルーブル美術館の絵画の修復に和紙が用いられる事を知りました、和紙の特質である、「長期的な耐久性があること」「作品を化学的に傷めないこと」「必要であれば将来取り外せること」などといった条件 を満たしているからだそうです。楮、三椏、雁皮、等の特色については、楮は繊維が長く太いため、非常に丈夫な紙になります。三椏は繊維が細く、上品で滑らかな仕上がりが特徴です。そして、雁皮は「紙の王」とも称され、美しい光沢と防虫性を備えていますが、栽培が難しく非常に希少な原料とされています。因みに聖書に使われる紙は最初に葦によって作られたパピルスでしたが後に木材パルプから作られるバイブルペーパーと呼ばれる独特の紙です、薄いながらも非透明である事が特徴です。冒頭にあげた”テモトへの手紙”にもあるように羊皮紙はパピルスよりも耐久性がありましたが矢張り高い湿度や日光によって劣化もしました。