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5月の手芸クラブは28日に開催しました。週の初めは曇りの日が多かったでしたが、この日は太陽が輝いて爽やかな一日でした。
今回の作品はかぎ針編みのスマホケースですが、前回のバンド織りのキーホルダーを続けたい方はそちらも出来ることにしました。
スマホケースの方は、初めにモデルを見て自分の作りたい編み型を選びます。それから綿の糸にかぎ針棒を合わせて編み始めます。まず自分のスマホの幅に合わせて鎖編みをします。その後はモデルに従って細編みで円を描くように編みます。そして、いよいよ楽しい模様編みの番です。
長綱でモデルに従って模様を編んでいくと、「可愛い!模様ができてくる!」との声が聞こえてきました。スマホケースはおしゃべりをしながら楽しく編み続けていくうちにどんどん出来てきます。
前回バンド織が途中までだった方たちは続きを一生懸命織りました。可愛いピンク色のキーホールダーや春っぽいの織物のNauhaが出来上がりました。
今回のスマホケースは途中まで編んだので次回はその続きをします。出来上がりはどんなものになるでしょうか?楽しみです!
今回も時間はあっという間に過ぎてコーヒータイムになりました。ルバーブケーキを味わいながら楽しい歓談の時を持ちました。その後で、かぎ針編みのことや詩篇の「主はあなたの守り手」のお話がありました。
次回の手芸クラブは6月25日の予定です。詳しくは教会のホームページの案内をご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしています。
フィンランドでは、かぎ針編みは人気がある手芸のテクニックの一つです。かぎ針で作られる作品は幅広くてインテリア用のカーぺットから細密なオーナメントまで様々です。他に必要な道具もなくかぎ針と毛糸があれば編むことが出来ます。
かぎ針編みは古くからある手芸のテクニックですが、いつ頃始まったかははっきり分かりません。1500年頃には修道院で修道女たちが編んでいたと言われています。1800年代後半、かぎ針編みはフィンランドに拡がって女性たちはシーツやタオルなどの端のレースの部分を編むようになりました。綿で編まれたレースは細かくてとても美しいものでした。当時編み方を紹介する雑誌などなかったので、女性たちは互いに編み方を教え合い新しい模様やテクニックが出来るようになりました。かぎ針編みの基本が出来るようになってベッドのカバー、テーブルクロス、服など多様なものが編まれるようになりました。糸の太さを変えることで、細かく複雑なレースや厚みがあるカーぺットも編むことが出来ます。
今日は皆さんと一緒にスマホケースをかぎ針編みで作り始めました。皆さんが編まれたものは編み方や糸の太さによって仕上がりが異なるので、それぞれが素敵な作品です。かぎ針編みのスマホケースは携帯電話の出し入れがやさしく、衝撃からも守ってくれます。
ところで、日本の電車には「携帯電話はお守り」という広告をよく見かけます。携帯電話は非常に便利でどこにいても人と連絡を取れたり、さまざまな情報を調べたりできるので、今では私たちにとって「お守り」のようなものになっているかもしれません。携帯電話を持っていることで安心感が得られるからです。しかしどうでしょう、携帯電話は本当に私たちを守ってくれるでしょうか?何が私たちを本当に守ってくれるのでしょうか?
聖書はこのことについてはっきり教えています。旧約聖書の詩編には「主はあなたの守り手」という箇所があります。
「どうか、主があなたを助けて 足がよろめかないようにし まどろむことなく見守ってくださるように。見よ、イスラエルを見守る方は まどろむことなく、眠ることもない。主はあなたを見守る方 あなたを覆う陰、あなたの右にいます方。昼、太陽はあなたを撃つことがなく夜、月もあなたを撃つことがない。主がすべての災いを遠ざけてあなたを見守りあなたの魂を見守ってくださるように。あなたの出で立つのも帰るのも主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに。」 詩篇121篇3~8節
私たち人間にとって命を守ることは何よりも大事なことです。怪我などがしないように自分自身を守るのは当たり前のことです。親は子どもを守ります。しかし、私たち人間にの知恵と力には限りがあります。私たちは全てのことを自分の力で行うことが出来ません。聖書は私たちを守ってくださる、私たちよりもっと力や知恵がある方について教えています。その方は私たちの全てを知っておられ、出発の時から帰る時まで私たちを守ってくださるのです。その方は天と地と人間を造られた天の神様です。先ほど読んだ詩篇には神様はどのように私たちを守って下さるかが次のように語られていました。「主があなたを助けて足がよろめかないようにしまどろむことなく見守ってくださるように。主があなたを守る方あなたを覆う陰、あなたの右にいます方。」詩篇121篇3,5節です。
天の神さまは私たちの前に様々な道を開いてくださいます。全てのことがうまく行くと、私たちは神様のことを簡単に忘れてしまいます。「神様なんかいなくても生活はうまく出来る」という態度にします。しかし、時には私たちが進みたくないような坂道や曲がり道も歩まなければなりません。その道は試練の道であり、そんな道は歩きたくないと思いますが、もし神さまが示した道なら進まなければなりません。
試練の時、神さまは眠っておられるのか、そばにおられないと思ってしまいます。しかし、神さまは私たちがどこを進んでいるかよくご存じです。人生の試練の時も、神様は決して私たちのそばから離れず、眠ることもなくいろいろ働いておられるのです。天の神様は一時も目を離さないで私たちを守ってくださるので、私たちはどんな道でも安心して歩み続けることが出来ます。
詩篇には「主はあなたを覆う陰」と書いてあります。私たちは神さまが共にいることを目で見たり、感じたりすることは出来ませんが、聖書に書かれてあるから、私たちは信じることが出来ます。それで神様の守りは信頼して大丈夫なのです。どんな道でも神さまはいつも私たちを守って共に歩んで下さいます。このことを心で受け入れると、神さまへの感謝の気持ちが生まれます。