ヴィア・ドロローサ(キリストの受難の道)

 受難週の初めの日である「枝の主日」の今日、イエス様が辿った受難の道を教会音楽と聖書朗読で再現する音楽伝道礼拝「ヴィア・ドロローサ」を行いました。

 昨年これを始めた理由は、日本では受難週の時、特に聖金曜日が休日でないため礼拝に来られない人が多く、イエス様が十字架にかけられたことを深く心に留めることなくして、復活祭を迎えてしまう場合が多いのではないか。もし、そうだとイエス様の復活が私たち人間とどう関わり合いがあるのか明らかにならないのではないか、ということを心配したことがきっかけでした。それで、復活祭の前の日曜日である「枝の主日」の礼拝後に行うこととなりました。今年で二回目です。

 プログラムの内容は、エルサレムを巡礼するキリスト教徒が行うように、「立ち止まり地点」を14か所設けて、それぞれに音楽と聖書朗読を織り交ぜて、ゴルゴタの丘までの道のりを辿るというものです。今年は昨年に比べて、演奏楽器も増え、ソプラノ独唱も加わり、音楽性がぐっと高まりました。参加者の中からは、昨年同様、「イエス様の受難をとても身近に感じられた」、「イエス様が背負っていった人間の罪の重さから自分の罪を深く思いなおす機会になった」という声を頂きました。

 

新規の投稿
  • 2025年8月17日(日)聖霊降臨後第十主日 主日礼拝
    司式・説教 木村 長政 名誉牧師(日本福音ルーテル教会) 聖書日課 コヘレト1章2、12~14節 2章18~23節 コロサイ3章1~11節 ルカ12章13~21節 説教題 「愚かな金持ちのらとえ」 讃美歌 213 朝つゆに輝き咲ける 358 こころこめて 480 罪のこの世に 402 うれしき恵みよ 特別の祈り 全知全能の父なるみ神よ。 […もっと見る]
  • 歳時記
    飯豊リンドウ  <28  また、なぜ、着物のことで思いわずらうのか。野の花がどうして育っているか、考えて見るがよ い。働きもせず、紡ぎもしない。 29  しかし、あなたがたに言うが、栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどに着飾ってはいなかった。  マタイ6:28・29 > […もっと見る]
  • 2025年8月10日(日)聖霊降臨後第九主日 主日礼拝 説教 田口聖 牧師(日本ルーテル同胞教団)
    ルカによる福音書12章35〜40節 説教題:「賜物である信仰に生かされる歩み」 私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安とが、あなたがたにあるように。 アーメン わたしたちの主イエス・キリストにあって兄弟姉妹でおられる皆様 1、「はじめに」 […もっと見る]
  • 歳時記
    ヘ長調は緑色 […もっと見る]
  • 歳時記
    宵待ち草(Yoimachikusa)  <神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。 コヘレト3:11> […もっと見る]