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棗(ナツメ)の実
梨棗黍に粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く(訳 梨(なし)や棗(なつめ)や黍(きび)に続いて粟(あわ)が実り、葛(くず)が蔓を延ばし、その後も逢いたいと葵(あおい)の花が咲く。 万葉集第16巻3834番歌 詠み人知らず。)棗は奈良時代に中国から入って来てその実の滋養満点さから日本人に愛されてきた果実です。先日何時ものマーケットを覗いたら棗の実を売っていました。木になっていたのは見たことがあり落果した実を拾ったこともありましたが、売り物になるとは知りませんでした。嬉しくなり買い求めて家に帰り添え書きを見ましたら、青リンゴの味、と書いてありましたので早速齧ってみたらなるほど青りんごそのものの味でした。干すと甘みが増すそうで目下ベランダで干している最中です。
(「見よ、これは新しいものだ」と言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。 コへレト1:10)