歳時記

 

(あふち) 

霍公鳥、楝の枝に行きて居ば、花は散らむな玉と見るまで  大伴家持 万葉集17巻3913番歌

何時もの散歩道で楝(あふち) の花を見つけました。今まで何べんも通った道ですが気が付きませんでした。薄紫色の上品な色をした花です、飽かず見とれていました。我が家にもベランダの鉢と白州の庭と2本のあうちの木があります。何れもまだ幼木ですが花が咲くのが待ち遠しいです。

歌の意味(ホトトギスが(あふち)の枝にやってきてとまるようになったら、花が散って玉のような実がなる季節までやってくるだろうか。

声が聞える、「呼ばわれ」。わたしは言った、「なんと呼ばわりましょうか」。「人はみな草だ。その麗しさは、すべて野の花のようだ。イザヤ書 40:6

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