歳時記

ハス・ 蓮

咲き始めの蓮の花は本当にきれいですね、藕絲館の庭で見つけました。 今回は「古事記」の中から見つけた歌です。その昔、雄略天皇が大和の初瀬川で洗濯していた美しい乙女に出会い、「そのうちに召し出すから嫁がずにおれ」と云って帰り、そのまま忘れてしまった。純情な娘は今か今かと待ち続けとうとう80歳に。天皇は「そなたが志を守り我が言葉を待ち続けて、いたずらに身の盛りの年ごろを過ごしてしまったというのは誠に愛しく申し訳ないことだ。 我が心の中では抱き合いたいと思ってもお互いこの年ではのう」と謝ったところ老女は涙を流して
「 日下江(くさかえ)の 入江の蓮(はちす) 花蓮(はなはちす)身の盛り人 羨(とも)しきろかも 」「古事記」田部赤猪子
( 日下江の入江、その入り江に咲く蓮よ花の咲いた蓮に似た 女身の盛りの人たちは なんと美しいこと あの人たちが羨ましいことでございます )

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