歳時記

梔子(クチナシ) 

春先に散歩の途中でクチナシの木を見つけました。特徴ある葉なのですぐにわかりました。やがていくつかの蕾をつけてました、この木の前を通るたびに蕾が開くのを楽しみしていましたら先日待望の白い花を咲かせていました。クチナシは万葉時代には何故か詠われていませんでした。クチナシは薬草として、或は染料として用いられて花や香りには関心がなかったようです。その後平安時代になって歌われるようになりましたがここでも花を愛でる訳ではなく染料として歌っています。古今和歌集 巻第19俳諧歌、素性法師 「山吹の花色衣ぬしやたれ問へどこたへずくちなしにして」(山吹色のこの衣の持ち主は誰。聞いても答えてくれないな。それはそうだ、この山吹色は、「くちなし」の実で染めるんだから。)

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