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万葉時代では忘草(ワスレクサ)と呼ばれていました。憂いや悲しみを忘れさせてくれる草として知られていました。大伴旅人が晩年になって太宰府に派遣されます、派遣された任地で愛する老妻を亡くしました。京では新興貴族の藤原家が政を支配している中で旅人は全ての憂い、悲しみを忘れ草の力を借りて忘れてしまいたい気持ちだったのでしょうか。「 忘れ草我が紐に付く香具山の古りにし里を忘れむがため 」(わすれ草を紐につけていなければ、香具山の見える懐かしい故郷のことが思い出されて悲しくて仕方がない) 大伴旅人 万葉集 第3巻0334番歌