歳時記

6月の山

5月は春山でまだ残雪が豊富で雪山の支度をしなければなりません。 7月は夏山、登山者が大勢押しかけてきます。従って6月の山こそ静かな山旅が楽しめます、登山口にも「6月からマムシに注意」の注意書きが現われ蛇たちも6月から一斉に巣穴から出てくるようです。時間的にフリーな状態の頃天気予報を睨みながらどの山に登ろうかと地図を眺めていました。辿り着いた稜線には雪解け直後の草地が広がっています。残雪が溶けながら斜面を下って行きその後から雪の重みで押さえつけられていた草の芽が一斉に立ち上がり草へと変わって行きます。仰向けに寝転ぶと雪で覆われていた大地の冷気が背中をヒンヤリとさせ登山で火照った身体を心地良くさせてくれます。雪解けの細流が至る所から流れ出し乾いた喉を潤してくれます。6月は山小屋も幕営地にも訪れる登山者もいなく貸し切り状態を楽しめました。久しぶりに南アルプスの山々を眺めながら去りし日々を回想していました。

 

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